ブランドロゴ
40代フリーランス夫婦、海外移住できるか!?
Home · Life · Article
暮らし · Life

雑草と呼ばれた花の名前を、ひとつずつ覚えていく。

2026.05.026 分で読めるby 晩婚夫婦

子どもが「これ、なんて名前?」と聞いてくる。

道端にひっそり咲いているピンクの小さな花。私は「雑草だよ」と言いかけて、止まった。名前を知らないまま「雑草」と呼ぶのは、少し失礼な気がしたから。

名前を知ることは、見えるようになること

スマートフォンで調べると、ハルジオンだとわかった。春紫苑。春に咲く紫苑、という意味らしい。

それからは散歩のたびに調べるようになった。カラスノエンドウ、ホトケノザ、ナズナ、ヒメオドリコソウ——。名前を知ると、急に「見える」ようになる。今まで通り過ぎていた場所が、小さな花でいっぱいだったと気づく。

名前を知ることで、世界の解像度が上がる。語学学習も、きっと同じことだ。

移住と、言葉を覚えること

この春から、英語の勉強を本格的に再開した。単語を覚えるたびに、知っている世界が少しずつ広がる感覚がある。ハルジオンの名前を覚えたときと、同じ感覚だ。

知らない街に行っても、言葉を覚えるほどに、その場所が見えてくる。雑草だらけに見えた道が、花の名前を知ったあとで豊かに見えたように。

子どもにもいつか、行く先の街の草花の名前を教えてあげたい。

五月の散歩コース

アスファルトの割れ目にも、塀の根元にも、どこにでも春が来ている。近所の公園の端っこ、誰も気にしていないような場所に、今日もハルジオンが咲いていた。

The author
晩婚40代夫婦
東京在住、フリーランス。2027年の海外移住に向けて、いまの暮らしを少しずつ書き留めています。
You might also like

関連する記事

Life2026.05.07

朝のコーヒーが、ぜんぶ決めている。

ベランダに立って、湯気が上がるのを見つめる五分間。それだけで、その日の私たちはずいぶん優しくなれる気がする。

Life2026.04.05

ベランダ菜園、四度目の春。

バジルの双葉が出てきた。引っ越したら、この鉢たちはどうしようか。

Life2026.03.24

物を減らすことは、未来をひらくことだった。

段ボール箱の前で、私たちは何度も立ち止まる。手放すこと、残すこと、その線引きの話。